
DJI Air 3 vs Air 2S vs Mini 3 Pro:比較してみよう
今すぐ購入カメラドローンは、旅行好きには必須アイテムとなりました。ランドマーク、壮大な風景、もしくは日常の何気ない瞬間…ドローンがあれば、どんな瞬間もユニークな視点で素晴らしい映像を撮影できます。新製品DJI Air 3が登場し、選べるドローンの種類が広がりました。しかし、その中で、自分に本当にぴったりなドローンはどれでしょうか? Air 2SやMini 3 Proと比較すると、Air 3では、どのような点がアップグレードしているでしょうか?
この記事では、DJI Air 2SやMini 3 Proとの比較を行い、新製品DJI Air 3の主な特徴を伝え、ご自分に合ったドローンを購入できるよう、お手伝いいたします。
デザイン性と携帯性
720 g |
< 249 g |
595 g |
折りたたみ時: 207×100.5×91.1 mm (長さ×幅×高さ) |
折りたたみ時: 145×90×62 mm (長さ×幅×高さ) |
折りたたみ時: 180×97×77 mm (長さ×幅×高さ) |
デザイン性と携帯性に関しては、Mini 3 Proが一歩リードしています。名前の通り、重量はたった249 gと軽量かつ驚くほどコンパクトで、高い携帯性を発揮して、楽々持ち運びできます。対して、Air 3はわずかに大きく重くはなりますが、同じクラスの他のドローンと比較すると、十分携帯性に優れています。
カメラスペック比較
1/1.3インチ CMOS 広角カメラ 1/1.3インチ CMOS 3倍ズーム対応 中望遠カメラ |
1/1.3インチCMOS |
1インチCMOS |
4K/100fps |
4K/60fps |
5.4K/30fps |
48 MP |
48 MP |
20 MP |
D-Log M/HLG |
D-Cinelike |
ノーマル |
Air 3は、Airシリーズとして、初めて2種類のメインカメラを搭載したモデルです。洗練された外観のコンパクトなボディに、広角カメラと3倍ズーム対応の中望遠カメラが搭載され、どちらも1/1.3インチCMOSセンサーが採用されています。両カメラ共に同じセンサーサイズであるため、どちらのカメラで撮影しても同等の画質で撮影でき 、焦点距離は異なるため、様々な構図で撮影することができます。
両カメラ共に48 MP写真撮影に対応し、見たままの鮮明さで細部まで捉えることができ、後編集でのトリミングの自由度がアップしています。
Air 3の両カメラに搭載された1/1.3インチ CMOSセンサーは、デュアルネイティブISOに対応し、4K/60fps HDR動画をクロップすることなく、直接出力することができます。これにより、どちらのカメラで撮影した映像も、豊かな色彩や光の自然な階調を表現でき、息を呑むほど美しく、リアルな映像で捉えます。
飛行性能&障害物検知
飛行時間 最大46分 |
飛行時間 最大47分 |
飛行時間 最大31分 |
全方向障害物検知 |
3方向障害物検知 |
4方向障害物検知 |
DJI O4 20km(日本10km) 1080p/60fps伝送 |
DJI O3 12 km(日本8km) 1080p/30fps伝送 |
DJI O3 12 km(日本8km) 1080p/30fps伝送 |
Air 3は、全方向の障害物を検知でき 、APAS 5.0を使用して、スムーズな動きで障害物を回避し、総合的に安全性の高い飛行体験を提供します。
Air 3の飛行時間は最大46分となり 、前モデルと比較して48%も向上しています 。これにより、1回の飛行で、飛行や構図調整にたっぷり時間をかけて、思う存分撮影することができます。充電ハブは刷新され、革新的な集電機能に対応しています。機能ボタンを長押しするだけで、複数のバッテリーから、残量が最も多いバッテリーに電力を移動することができ 、充電条件が十分揃っていない環境でも、完全充電されたバッテリーを使用することができます。
次世代O4映像伝送システムは、最大20 kmの伝送距離 、向上した安定性に対応し、最大1080p/60fpsのライブ映像を伝送することができます。
インテリジェント機能
ActiveTrack 5.0 |
ActiveTrack 4.0 |
ActiveTrack 4.0 |
マスターショット |
マスターショット |
マスターショット |
ウェイポイント |
/ |
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/ |
縦向き撮影 |
/ |
Air 3は、Airシリーズで初めて、ウェイポイント機能に対応しています。飛行ルートと撮影アクションを事前に計画すれば、難しいカメラワークも自動で実行し、驚くようなクオリティの映像をワンテイクで撮影してくれます。また、飛行ルートを保存して、別の時間帯または別の日に、全く同じカメラワークを正確に実行することで、昼から夜、または季節の移り変わりなど、ユニークな長時間タイムラプス映像を捉えることができます。
ActiveTrack 5.0は、8方向で被写体を追尾し、さらなる撮影の可能性をもたらします。高度な被写体認識技術を搭載したActiveTrack 5.0は、複数のビジョンセンサーを同時に使用しながら、被写体を認識し、他の物体とは区別して、被写体をフレーム内に捉え続けます。これにより、スムーズにトラッキングする角度を調整することができ、より自然な映像を撮影できます。新しくなった環境・被写体検知アルゴリズムにより、DJI Air 3は、被写体の動きや周辺情報により迅速に反応でき、最適なトラッキングルートを計画できるようになり、スムーズで安定した映像を撮影できます。
送信機
RC 2 |
RC |
RC |
前モデルのDJI RCと比較して、DJI RC 2では映像伝送システムがアップグレードされ、アンテナは1T2Rから2T4Rに改善されています。DJI Air 3はO4映像伝送を使用し、耐干渉性が強化され、HDライブ映像を最大20 km先からでも低遅延で伝送できます。また、DJI RC 2は、次世代プロセッサーを搭載し、滑らかなシステム操作とアプリ操作を実現しています。
価格&コンボ
価格は、多くの消費者にとって、購入を決定づける重要なファクターでしょう。Mini 3 Proは、よりお財布に優しい選択肢となり、初心者や予算を抑えたい人にはぴったりです。
DJI Air 3は、たくさんの高度な機能と優れたカメラ性能を備え、価格の点では少し高価ですが、携帯性と軽量さを両立したドローンの中で、できるだけ最高の性能を求めたい空撮愛好家やプロにはぴったりの製品です。
DJI Air 3、Mini 3 Pro、DJI Air 2Sの中から選ぶには、具体的にどのような必要性があり、どれだけ予算を組めるかに依存します。もし、携帯性と価格を一番に重視するのであれば、Mini 3 Proを選ぶのが堅実でしょう。
しかし、素晴らしいカメラ性能、障害物検知、高度な機能を重視するのであれば、DJI Air 3は賢い選択肢となります。カメラドローンに何を求めて、どのような機能が必要なのか、上記で述べたような特徴を把握した上で、自分の好みと予算を考え合わせれば、自ずと自分にぴったりのドローンを選ぶことができます。どのドローンを選んだとしても、これら3種類のドローンは、どれも素晴らしい品質と機能を併せ持ち、空撮写真や空撮動画のレベルを簡単に向上させることができるので、次なる冒険で最高の瞬間を撮影できることでしょう。